デジタル技術を駆使した矯正とは
デジタル技術を応用した患者さんの負担が少ない質の高い矯正治療です。
メリット・デメリット
矯正治療において最も重要なのは「診断」です。そのために必要なのは現在の状態をより正確に把握することです。
デジタル技術の進歩により、患者さんの負担は少なくなり、より多くの情報を得られるようになりました。例えば、3次元レントゲン装置(CT)はより多くの情報をもたらすにも関わらず、被曝線量は従来の平面的なレントゲンの1/2以下です。また、患者さんの負担の大きい粘土のような型取り材を使った印象は、光学印象により過去のものとなりました。これらの情報は、従来から行われてきた矯正治療における診断の質を大きく向上させます。
さらに当院では、それらを応用し、治療ゴールを目に見える形で具体的に提示します。最終的な治療のゴールを患者さんとドクターで共有できるため、納得しながらの治療が可能になります。これは特に、成長など不確定な要素の多い子供の治療における予知性の向上、また成人においても大幅な治療期間の短縮につながり、全ての患者さんの負担を軽減します。
デジタル技術により、正確な診断を行えるだけでなく、患者さんにとっては、検査においても治療においても最小限の負担で最大の効果を得ることができます。
メリット
- 患者さんの負担が少ない
- 得られる情報が多い
- 治療の最終ゴールが具体的であり、患者さん自身が納得しながら治療が可能
デメリット
- 特になし
設備・装置へのこだわり
01口腔内スキャナー(itero element2)
口腔内スキャナによりすべての型取りを行うため、従来の粘土のような印象材を利用した型取りはありません。精度は現在の歯科材料では再現できないほど精密であるため、より精度のよい装置の作製を可能にします。
02CT(KaVo OP 3D Vision)
3Dのレントゲン装置(CT)です。CTは被曝線量が多いイメージがあると思いますが、当院が導入している機器は違います。
矯正では平面的なレントゲンを初診時、治療中、治療後などに1日に3枚ほど撮ることが多いです。本機器はパルス照射方式を採用し、X線の照射時間を最大限短くしたため、被曝線量を平面的なレントゲン1枚の約半分にすることを可能にしました。それでいて得られる情報量は従来とは比べものになりません。ですので、お子様でも安心して撮影していただけます。
03DLP方式3Dプリンタ
正確な模型作製により、適合のよい装置の作製を可能にしています。