マウスピース型装置の矯正とは

取り外し可能な透明なマウスピース型の矯正装置。成人女性に人気の方法です。
透明なマウスピース型の矯正装置で、デジタル技術により、歯の移動量を正確に計算して移動を行います。現在、欧米では主流の矯正装置であり、手技が確立されつつあります。ただし、歯科医師であれば誰しも簡単にオーダーできてしまうため、限界を超えた目標を設定し問題になるケースが増えているようです。審美的で痛みも少ないため、専門的に学んだ矯正医のもとで使用することで非常に良好な結果をもたらす装置です。
※ インビザラインは、完成物薬機法対象外の装置であり、医薬品副作用被害救済制度の対象外となる場合があります。
メリット・デメリット

当院では、マウスピースが苦手な動きのみを従来の矯正装置で補うことで、期間を短縮できる場合は、そちらの方法も提示しております。その治療法を選択した場合でも、追加の費用などはかかりません。
メリット
- 他人からつけていることがわかりづらい
- 取り外し可能なため清掃性がよい
- 痛みが少ない
- 来院回数が少ない
デメリット
- 歯の移動距離が大きい症例や、歯のねじれをとるような動きが苦手
- 使用時間に大きく依存するため、患者さんの協力が必要
症例
症例1
空隙歯列
| 主訴 | 隙間 |
|---|---|
| 年齢 | 20代男性 |
| 診断 | 空隙歯列 |
| 治療 | 非抜歯 |
| 装置 | インビザライン(ライト) |
| 装置装着期間 | 9ヶ月 |
| リスク | 歯肉退縮、歯根吸収 |
| 費用 | (装置料・技術料)¥350,000 ※保定装置含む (処置料)¥5,000×8回 |


症例2
叢生
| 主訴 | ガタガタ |
|---|---|
| 年齢 | 20代女性 |
| 診断 | 叢生 |
| 治療 | 上下左右第一小臼歯抜歯 |
| 装置 | インビザライン |
| 装置装着期間 | 2年2ヶ月 |
| リスク | 歯肉退縮、歯根吸収 |
| 費用 | (Total Fee)¥900,000 ※保定装置含む |

