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2019年7月10日

歯列矯正における光学印象、光学スキャナ(口腔内スキャナ)のメリット


立川矯正歯科 

光学印象、光学スキャナ(口腔内スキャナ)

光学印象とは、従来の歯の型取りとは違い1秒間に何千枚という写真データを合成することで3dデータをデジタルで取得する型取りのことです。歯科において型取りはなくてはならないものですが、光学スキャナが実用レベルになったことは、歯科界における革命だと思います。

  • 従来の型取りと比べてどちらが精度がよいのか??
  • 患者さんのメリットは?
  • 従来の型取り材は不要か??
  • まとめ

 

 

•従来の型取りと比べてどちらが精度がよいのか??

→光学印象のほうが精度がよい

従来の型取りは、型取りをした型に石膏を流すことで模型を作ります。型取り材のひずみ、石膏の膨張する性質から精度は光学印象に比べ悪くなります。一方、光学印象はデータとして取り込むためひずみなどはかなり少ないです。それを3dプリンタで出力することで精度のいい模型を作ることができます。最近では市販の3dプリンタでさえ精度は実用レベルです。

 

 

•患者さんのメリットは?

→不快感が少ない、精度の良い装置ができる

従来の型取りと比較して最も良い部分は、不快感が少ないということです。歯医者に行って嫌なのは粘土のような型取り材を使った型取りという方は非常に多いと思います。なぜなら喉のほうに型取り材が流れることによって、嘔吐反射を誘発するからです。いわゆる喉の奥に指を入れたような感覚ですね。。。操作時間はほとんど変わらず、不快感も少ない上に、精度のよい装置の製作が可能となりました。矯正治療ではとにかく型取りをする機会が多いため、光学印象は患者さんにとって非常にメリットがあるといえると思います。

 

 

•従来の型取り材は不要か??

→矯正治療にはほとんど必要ないのではないか

従来の型取り材にも、さまざまな種類があり歯科全体で見たときにはまだまだ必要な場面は多いと思います。例えば、歯茎と歯の境目の溝(歯肉ポケット)の中まで型取りが必要であったり、入れ歯を作るときの頬の粘膜などは、光学スキャナでとるのは少し難しいと思います。矯正治療に限って言えば、ほとんど必要ないのではないかと思います。ただし、型取りから装置作製までをとにかく急いでいる場合は材料を選びますが、従来のものの方が早い場合があると思います。

 

 

•まとめ

光学印象は矯正治療において、特に患者さんにとってのメリットが多い。

・不快感が少ない

・適合のよい装置の製作が可能

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子どもの矯正治療をする時期は顎の成長、乳歯から永久歯への生え変わりというイベントがあります。成長という不確定な要素があるため、子供の矯正治療こそ正確な診断を要求されます。

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