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2019年9月22日

歯科における3dプリンタの応用2(3Dプリンタの設定と模型の印刷)


立川矯正歯科 

前回に続き、市販のプリンタ(Wanhao D8)を使用し、研究用模型を作成していきます。前回はスライサーで作成したZipファイルをUSBに移すまでを記載しましたので、3Dプリンタの設定からとなります。

事前に準備するもの

・洗浄用のイソプロピルアルコール

・未重合層をなくすための重合器

 

①トレイをセットする。※フィルムに大きな傷がないか確認する。

②造形テーブルのセット。上部の2つネジを締め、サイドの4つのネジはかなり緩めておく。

③トレーにレジンを入れる。405nmの波長で固まるレジンならなんでも良いが、分離していることがあるのでよく振ってから入れることをおすすめします。量は薄く全体に行き渡る程度で十分です。造形エラーが出た場合にはフィルムの清掃などが必要な場合がありますので、少なめの方が良いと思います。

④Z軸の調整

・右下の’設定’マークをクリック

・’Z Height’をクリック

・’Reset’をクリック

・造形テーブルが一番下まで下がって停止したら、造形テーブルのサイドのネジ4本を締める。

⑤USBを接続する。

・USBマークの表示が変わるのを待つ

⑥Zipファイルを選択する。

・問題なければ少したってファイルのプレビューが現れます。’Print Now’を押してあとは1時間ほど待つだけです。(画面では2時間ほどかかると書いてありますが実際の時間は何層か印刷後に表示される時間と近似しています。)

⑦完成した模型をプラスチックのヘラなどを使い造形テーブルから剥がし、イソプロピルアルコールで洗浄します。その後重合器に入れ重合が終われば完成です。

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子どもの矯正治療をする時期は顎の成長、乳歯から永久歯への生え変わりというイベントがあります。成長という不確定な要素があるため、子供の矯正治療こそ正確な診断を要求されます。

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